コンテントマトリックスについての投稿を読んで、
早速作ってみようと興味を持った方も多いのではないでしょうか?
今回は、
SNSなどのメディアを「ビジネスに繋げる」ことを目的にして
コンテントマトリックスの作り方をゼロから解説していきます
考えることも多く、時間もかかりますが
一度作ってしまえば、メディア運用がうんとはかどります!
また、2023年3月7日(火)には
豊中市主催のフリーランスのための基礎知識セミナーにて
「情報発信が楽になるSNS活用方法」という講座を担当するのですが
講座内容がコンテントマトリックス作りのワークショップとなっています
2023年4月からはオンラインでも個別にて対応しますので
「1人で作るのは難しい・・・」という時にはぜひ、お声がけください!!
もくじ
コンテントマトリックスとは
初めてこの投稿を読んでいる方は
「コンテントマトリックス」という言葉を
初めて聞いたのではないでしょうか?
これは、私が考えた言葉なのですが・・・
SNSなどのウェブメディアで情報発信を行う時に
あらかじめ作っておくと便利な「投稿アイデア一覧表」のことです
これは、私が見本に作ったコンテントマトリックスです
今回の記事では
マトリックスの構造や作っておくことのメリットは割愛しています
「詳しく知りたい!」という方は、以前の記事も併せて読んでくださいね!
さて、
私の元に相談に来る方の投稿を拝見すると
プライベートな内容や思いつきのような投稿が
フィードの大半を占めていることもあります
メディア運用を成功に導くには
「継続」が大事!というのは多くの方が感じていると思います
ですが、それと同じくらい大切なのが「情報の質」です
あなたが訪れたレストランや観光地を知ることは
ユーザーにとってどんなメリットがあるのでしょうか?
親しい友人だけのプライベートアカウントなら
あなたの近況を聞いて、共感してくれる人もいるかもしれません
ですが!
ビジネス運用という観点からすれば
そういったプライベート投稿ばかりのアカウントには
価値がありません
それよりも
「儲けたお金でこんな贅沢をしているの!?」と
不要な反感を買い、信頼を落としてしまうこともありえます
そこで、
コンテントマトリックスを使って
ユーザーの利益になるような投稿を作ってくださいね!
1. 「コンテントピラー=支柱」を決める
それでは、
さっそくコンテントマトリックスを作っていきましょう!
こちらの記事でも解説していますが
コンテントマトリックスのうち
コンテントカテゴリーは業種や職種に関係なく共通です
つまり、
- ブランディング(Branding)
- 教育(Education)
- 広告(Promotion)
この3つの項目は最初から決まっています
ちなみに、これら3つの項目は「情報発信の目的」です
情報発信の目的については、
コンテンツの基本について解説した記事を参考にしてください
話を元に戻しましょう・・・
まず最初に考えることは
「情報発信の目的を支えてくれる支柱(コンテントピラー)」です
あなたのビジネスと関連があり、語ることができる
そんなテーマを選んでいきます
例えば、
ヨガレッスンをしている方なら、こんなテーマはどうでしょう?
- ヨガと健康
- 哲学
- ヨガグッズ
- 解剖学と生理学
または、絵本カフェを経営しているのなら
- お店について
- コーヒーの知識
- 絵本について
こんな風にいくつかテーマを考えてみてください
テーマを考える時のポイントを
以下にまとめておきますね↓
「自分の事業だけ」にこだわらない
コンテントピラーは
あなたの事業に関連していて、なおかつ
メディア運用の目的を達成するようなテーマを考えていきます
ですが、
自分の事業だけに捉われて考えていると
テーマがなかなか思いつかないことがあります
そんな時は、
あなたの事業に対するイメージや感じたことを
家族や友人に聞いてみるのがおすすめです
あるいは、インターネットで調べるのもいいでしょう
そうすることで
あなたの事業との関連性を保ちながら
アイデアを広げていくことができます
それをヒントに、
あなたが好きなテーマや語ることができるテーマを
考えることができます
あなたの言葉で語れるテーマを考える
最近ではAIによる文章作成も可能になりました
キーワードを入れれば、
まるで人間が書いたような文章が出来上がります
よくある質問に対する答えや
一般的な知識に関するような文章であれば
AIに書いてもらった方が早く出来上がるでしょう
ですが、言葉の価値はそれだけではありません
むしろ、これから必要とされるのは
どこでも手に入るような知識や言葉ではないと思います
Googleが発表したように
これからの情報品質の基準には、「経験」も含まれます
あなたからしか出てこない言葉
それが、あなたの魅力となって
多くの人を惹きつけていくのではないでしょうか?
あなたが興味のあるもの
愛してやまないもの
ずっと夢中でいられるもの・・・
そんなものはありませんか?
あなただからこそ語れるテーマを考えてみてください
テーマは何個考えればいい?
作る支柱(テーマ)の数に制限はありませんが
多すぎても少なすぎても
投稿そのものやメディア全体の質が落ちてしまいます
支柱(テーマ)が多すぎると…
・1つ1つの内容が薄くなる
・ネタ切れにになりやすい
・似ている投稿が増えてくる
支柱(テーマ)が少なすぎると…
・伝えることができる情報が減る
・テーマと異なるアイデアはコンテンツにできない
・1つのコンテンツに情報を詰め込みすぎる
そういった点を踏まえ、
3〜6個ぐらいを目安に考えてみるのがおすすめです
また、
将来的に支柱の数が増える可能性もあるので
最初は少ない数に設定しておき、
アイデアが増えてきたタイミングでテーマを考え直してもOKです◎
2. アイデアを加えていく
支柱(テーマ)がある程度決まったら、
実際の投稿アイデアを加えていきましょう!
例えば、私の場合
「ブランディング」と「フリーランス」が交わる場所には
どんな内容の投稿が相応しいでしょうか?
投稿アイデアを出す時のポイントを解説します
情報の目的と支柱(テーマ)を意識する
この時に重要なのは
先ほど考えたコンテントピラーと併せて
「情報発信の目的」も意識するということです
この場合だと、私のブランディングにもなって
なおかつ、フリーランスに関係する
そんな投稿アイデアを考えるのです
ブランディングとは、
簡単に言えば、「あなたと他との違い」であり
「あなただけの魅力」ということでもあります
ブランディングを行う先には
「他ではなく、あなたを選ぶ理由」があるんです
何が理由になるのか?
正解はありませんが・・・
多くの場合、その人だけが持っている
失敗した経験ややそこから得た学びなどは
ブランディングとして非常に有効だと言われています
つまり、あなただけのストーリーを伝えるのです
投稿はできるだけ具体的に考える
また、もう一つ大事なポイントは
投稿アイデアはぼんやりしたキーワードではなく
具体的な内容までイメージしておくことです
なぜなら、
キーワードだけでは
情報量が多すぎて、いざ投稿を作ろうとしても
なかなか作れなくなってしまうからです
私は公式サイトのブログを書くために
コンテントマトリックスを作っているのですが
投稿アイデアは
「キーワードを含む記事のタイトル」になるように気をつけています
1マスにつき1つ
もう一つ気をつけて欲しいのが
同じ投稿アイデアを使いまわさないということ
例えば、
「教育」と「メイクアップ」のマス
「広告」と「子育て支援」のマス
この2つの異なるマスに「子供のメイクアップ」という
同じ投稿アイデアが入らないようにします
なぜでしょうか?
それは、情報発信の目的が違うからです
情報発信の目的が違うのに、同じ投稿アイデアを使い回すと
ユーザーは「何を伝えたいのだろう?」と混乱してしまいます
そういった場合には、
情報発信の目的に併せて投稿内容を変更しておきます
「子供のメイクアップ」について投稿を作りたいのなら
「教育」と「メイクアップ」には
「メイクアップが子供の心理状態に及ぼす影響」について書いてみる
そして、「広告」と「メイクアップ」では
「初めてメイクをするお子さまむけメイクレッスンの案内」を告知する
そんな具合で、投稿内容が被らないように工夫しましょう
また、このように関連する投稿を見てもらえば
あなたの専門性や権威性、信頼性を高めることができます
コンテントマトリックスを作った後は?
どうでしょう?
コンテントマトリックスが形になってきましたか?
まずは、初めてのコンテントマトリックスを手に
投稿を作ってみてください♪
早速、投稿を作ってみる
といっても、
どれから手をつけていいのわからないですよね?
どれでもいいんです!
言いたくて言いたくて仕方のない投稿や
あなたが好きなアイデアから作ってみましょう!
あるいは、
「私のお客様はどんな内容が好きだろう?」と
ユーザー視点で考えてみるのもいいと思います
もしくは、テーマごとにまとめて作ってみる
私も、
本来はメイクに関する投稿を作るべきなのでが
3月にSNS講座を行うので、
メディア運用に関する投稿を集中的に作っています
定期的にメンテナス
実は、私が初めてコンテントマトリックスは
全く使い物にならずにお蔵入りしました・・・
その理由は、いきなり作りはじめてしまったから
自分が運用しているメディアの特性や
ターゲットについてよく考えないまま作ったため
「なんだか使いにくい」ものになってしまったのです
ですが、
今使っているコンテントマトリックスは3代目!
初代よりも格段に使いやすくなっています
一度作っただけでは、
メディアの特性やターゲット情報が不明な部分が大きいので
使いにくいと感じることもあるかもしれません
そんな時は、
気づいた時に修正を加えて改善していくのがイチバン!
SNSに投稿しているなら、
投稿に対する反応もすぐに分析できます
エンゲージメントが高い投稿や
反応してくれているユーザーの傾向を調べて
コンテントピラーの内容を見直していきます
時には、
コンテントピラーそのもののを考え直す必要もあるため
地道で退屈な作業に思えるかもしれません
それでも、投稿と分析、改善を繰り返していくことで
あなたの事業やお客様を反映したコンテントマトリックスへ近づいて
より多くのユーザーにとどくコンテンツが作れるようになります!
一緒に作ると更に便利
最後に、コンテントマトリックスと併せて
一緒に作っておくと便利な仕組みを紹介します
投稿カレンダー
その名の通り、
いつ、どのメディアに、どんな投稿を行うのかを
カレンダーにしたものです
SNS運用は
「思い立った時にいつでも発信できる」のが魅力ではありますが
気分任せでは継続的な情報発信につながりません
あなたのファンは、あなたの発信を待っているのですから
定期的に発信できる仕組みが必要です
ソーシャルメディア相関図
利用しているメディアを洗い出して、整理したものです
この相関図では
メディアの使い道を明確にするだけでなく
メディアの特性を意識しながら、
お客様の流れや属性が見えるようになっています
複数のソーシャルメディアを運用している方は多いと思いますが
全てのメディアに同じくらいのエネルギーを使うわけにはいきません
ソーシャルメディアはあくまでもビジネスのサポートツールであり
メディア運用はあなたの仕事ではないはずです
そこで、
ソーシャールメディア相関図があれば
もっとも重要で効果的なメディアを見つけ
どのように運用すればいいのかがわかります
ソーシャルメディア相関図については
過去に解説している記事があるので、参考にしてください
今回は
コンテントマトリックスを作る時のポイントを解説しました
初めて作る時は
コンテントピラー(支柱)を決めるのに苦労する方が多いです
すでに事業をしている、メディアを運用している場合には
あなたのお客様のこともイメージしやすいので
「お客様目線」で考えてみてください
うまくいかなくても、心配することはありません!
あなたのメディア運用を振り返りながら
どんどん改善していきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございます
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資料の内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。
また、まとめサイト等への引用を厳禁いたします。
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津田 麻美恵
mamietsuda.comの運営者。個人事業主やフリーランスを中心に、ブログやSNSのコンテンツ作成を指導。また、メイクアップアーティストとしての一面もあり、プロフィール撮影のためのイメージコンサルも行う。コンテンツ作成に関する講座でも、簡単な言葉で理解しやすい説明に定評がある。
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メディア運用の目的を決めるメリット
前回の記事では
複数メディアを使う時のポイントをお伝えしましたが
最初のポイントに挙げたのが「メディア運用の目的」です
あなたは、運用の目的を決めていますか?
今回の記事では、
目的を持ってメディア運用することのメリットを解説しています
2023年1月25日
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