コンテントマトリックスとは?構造とメリット

コンテントマトリックスとは
こんにちは!
子育てフリーランサーのための情報サイトを運営している
メイクアップアーティストの津田麻美恵です
 
ビジネスに活かそうとメディア運用を始めたら
定期的、そして継続的なメディア運用が必要になります
そんな時に直面するのが、
いきなり投稿を作成しようとしても
投稿アイデアが簡単には見つからないという問題です
 
だからと言って、
やみくもに投稿を続けていてもコンテンツに一貫性がなくなり
メディア全体の質が低下してしまうこともあります
 
そこで!
メディア運用のポイントとして、何度かブログにも登場している
コンテントマトリックスについて解説していきます!

もくじ

コンテントマトリックスとは?

コンテントマトリックスとは
あなたのメディアに投稿するアイデアを
1つの表にまとめたものです
 
この表を見れば
どんな内容を投稿すればいいのかが
一目でわかるようになっています
 
ちなみに、YouTubeでは単純にコンテントピラー
または、コンテントカテゴリーと呼ばれることがありますが
コンテントピラーはこのあとに出てくるように
コンテントマトリックスを構成する要素の1つでもあるため
「コンテントマトリクス」と新しい名前を考えました

コンテントマトリックスの構造

こちらは私がサンプルに作ったコンテントマトリックスです
 
コンテントマトリックスを構成する要素は3つ
  1. コンテントカテゴリー
  2. コンテントピラー
  3. 投稿アイデア
 
それでは早速、
コンテントマトリックスの構造を解説していきましょう!

コンテントカテゴリー

まずは、一番左端にあるコンテントカテゴリー
 
コンテントカテゴリーは事業やビジネスに関わらず
  1. ブランディング(Branding)
  2. 教育(Educational)
  3. 広告(Promotion)

ブランディング(Branding)

同業多種と比べて
あなたのビジネスは他とどのように違うのか
あなた自身、そしてビジネスの魅力を伝えることです
 
3つのコンテントカテゴリーの中でも
ブランディングはあなたの独自性を伝えるため
とても重要なカテゴリーです
 
ところが、計画せずに投稿を作ると
ブランディングのために作った投稿が
広告の投稿になってしまっている
という方をよく見かけます
 
あなたのビジネスの世界観や価値を
広告っぽさを抑えながら伝えるために
ブランディングを意識した投稿を作ってみてくださいね

教育(Educational)

ブランディングとよく似たカテゴリーに
教育があります
 
このカテゴリーでは
あなたのビジネス、または業界について
ユーザーの理解を深めるための投稿を作ります
 
例えば、
ビジネスをしている中で
ユーザーやお客様からもらう「よくある質問」
 
そして、
業界では一般的な知識であっても
その業界にいない人にとっては
まったく馴染みのないことです
そう言った情報も投稿にしてみてください

広告(Promotional)

ブランディングそして教育で、ユーザーとの関係が育ってきたら
「ここぞ!」のタイミングで広告投稿を行います
 
例えば、
普段の投稿では伝えきれない内容を含んだ講座や
気軽に参加できる交流会の案内
あるいは、あなたが関係しているイベントの紹介などです
 
他にも、私の場合ですが
普段使っている化粧品を紹介して
アフィリエイトリンクを貼っている記事がいくつかあります
 
メイクの方法を紹介しているという点では
教育のように感じてしまいますが
ユーザーにとっては購入へ促されていますし
私自身も「最終的にはこのリンクから買って欲しい」ので
そういった場合には、ブランディングや教育よりも
広告としての要素が強くなります
 
相談を受けた方の投稿を拝見すると
ほとんどが広告目的の投稿という場合がよくあります
 
あなたのことを伝えているつもりでも
最終的には、いつもいつも、どの投稿も
公式LINEへの登録やDMへの問い合わせを催促しているのです
 
確かに、より多くの顧客リストを手に入れることは
ビジネスをする上では欠かせないことなので
その気持ちは私もよくわかります
 
だけど、ユーザー視点ではどうでしょうか?
 
いい感じに投稿を読み進めていったら
どれもこれも、最後には「登録してね!」ばっかり・・・
 
「公式LINEに登録したら、
クーポンや余計なPRばかりされるのでは?」と考えてしまうと
フォローを続けることも躊躇ってしまいそうです
 
ですが、
ユーザーとの関係性の変化に合わせて
利用するメディアも変えていけば
あなたの商品やサービスの利用を検討している方へ
必要な情報を届けていくことができます

コンテントピラー

そして、表の上部にあるのが「コンテントピラー」です
先ほどのコンテントカテゴリーと違って
コンテントピラーには決まったものがありません
 
つまり、
あなた自身で考えなくてはいけない部分です
 
ただし、なんでも良いわけではありません
 
まず大切なのは、
あなたの事業やサービスと関連があるテーマであること
コンテントピラーのピラーは「支柱」という意味があり
あなたの事業やビジネスを「支える」テーマを選んでください
 
そうすることで
あなたの専門性や権威性も示すことができるので
ユーザーとの信頼関係作りにも役立ちます
 
また、そのテーマについて深く語れることも大切ですが
あなた自身の体験や経験に基づく独自性に富んだ内容を作れる
ということも重要です
 
独自性、つまりオリジナリティーに溢れる内容は
あなただけのストーリーとして魅力を伝えることができるので
ブランディングにも役に立ちます
 
例えば、
あなたがフォログラファーだとすれば
どんなテーマがコンテントピラーになり得るでしょうか?
 
カメラの選び方、レンズの種類と特徴、
おすすめの撮影スポット、光の調整・・・
どんなテーマを選ぶかは、人によって違ってOKです
あなた自身が興味があり楽しめるテーマを選んでください
 
また、コンテントピラーの数には特に決まりはありません
3〜4個くらいのテーマで十分ですし
多い人では10個以上のテーマを細かく決める方もいます
ただし、テーマを細かく分けすぎると
1つ1つのテーマの内容が薄くなってしまう場合があります

投稿アイデア

コンテントマトリックスを構成する最後の要素は
「投稿アイデア」そのものです!
 
私のマトリックスを参考に解説すると
「ブランディング」と「メイクアップアーティスト」が交わる枠に
両方の条件を満たす投稿アイデアを入れていきます
 
  • メイクアップアーティストになったきっかけ
  • 私の美意識について
 
他にも、アイデアを思いついたら追加していきます
 
「教育(Education)」と「フリーランス」の項目であれば
  • メディア運用
  • 業務効率
というような投稿が作れそうです
 
ここに掲載している私のコンテントマトリックスは
見本として作成したもので
具体性に欠けたアイデアとなっています
 
あなたが実際に投稿アイデアを追加する時には
「ブランディング」「教育」「広告」という
3つの情報発信の目的とあなたが決めたテーマを意識して
できるだけ具体的に1つの投稿をイメージできるように
アイデアを出していくようにしましょう
 
そうすることで、
コンテントマトリックスから素早く投稿を作ることができます◎

コンテントマトリックスを作る目的

コンテントマトリックスについて説明すると
多くの方は
「そんなに考えられない!」とたじろいでしまったり
「そこまで細かく考えなくても、とにかく投稿を作ればいいのでは?」なんて
感じてしまう方も多いようです
 
確かに、コンテントマトリックスを作るには
まとまった時間が必要で、頭を使うことになりますが
コンテントマトリックスをお勧めするのは
私自身が「作ってよかった」と感じた3つの理由があるからです

コンテンツの偏りを避ける

コンテントマトリックスを作る1番の理由は
コンテンツの偏りを防ぐことができるということです
 
これは、私自身の経験なのですが
「とにかく投稿しよう!」として
最終的にはイベントやキャンペーンの告知ばかり
あるいは、日記のような投稿ばかりになってしまった
そういう時期がありました
 
あなたは、誰に向かって情報発信をしているのでしょうか?
 
そう考えた時に、
告知やキャンペーンばかりでは
そもそも私のことを信用していいのかがわかりません
そして、日記のような近況報告は
ユーザーにとってはどうでも良いことです
 
コンテントマトリックスで
あなたの投稿アイデアを整理すれば
そういったコンテンツの偏りも防ぐことができます

投稿のネタ切れを防止する

メディア運用を続ける中で
大きな課題となるのが投稿のネタ切れです
 
「今日はまだ投稿していない!何を投稿しよう・・・?」
そんな風に悩んだ経験があるのは私だけではないと思います
 
投稿ネタがない!
 
そうなった時に、
「今日は別にいいや」と思ってしまうと
そのまましばらくメディアから離れてしまい
久しぶりにログインしたらフォロワーが減っていた!
なんてこともありえます
 
それに、
メディア上での繋がりというのは
実際の人間関係同様、意外と脆いものです
 
定期的に発信していないと
あなたの存在はすぐに忘れ去られてしまうのです
 
コンテントマトリックスを作っておけば
ネタが見つからない時でも投稿を作ることができます
 
また、
あらかじめどんな投稿を作ればいいのかわかるので
投稿を作り置きしておくのにも役立つのです

行き当たりばったりの投稿を防ぐ

コンテントマトリックスをお勧めする最後の理由は
行き当たりばったりの投稿を防ぐことができる点です
 
コンテンツの中には、即座に作られるものと
時間をかけてじっくり作る必要があるものがあります
 
TickTockやInstagramのストーリーなどは
どちらかと言えば、
即時的に作った方が面白味があるコンテントです
 
しかし、ブログやYouTubeには
構成や事実確認(ファクトチェック)などを経て
専門的で信頼できるコンテンツを作る場合があります
 
思いつきで投稿したら、思わぬ炎上に発展した
なんてことは日常茶飯事です
 
コンテントマトリックスを作ることで
じっくりと取り組むべきコンテンツと
即時的に投稿しても構わないコンテンツを
区別することもできるのです
今回の記事では、
コンテンツ作りに役立つ
コンテントマトリックスの構造と
作るメリットについてお伝えしました
 
コンテントマトリックスを作るには少々時間がかかりますが
一度作ってしまえば、
「今日は何を投稿しよう?」と悩むことがなくなり
いつでもコンテンツ作成を始めることができるため
定期的に運用を続けることができます
 
また、
投稿内容を確認することができるので
あなたが運営しているメディア全体で
統一感のあるメッセージを送ることができます
 
このサイトでも
コンテントマトリックスから
実際のコンテンツを作成する手順を紹介してるので
あなたもぜひ挑戦してみてくださいね♪
最後まで読んでいただきありがとうございます
 
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