使い回さない!コンテンツの作り方

使いまわさないコンテンツの作り方
2023年以降、複数のメディアへ投稿を行う時に 「再投稿(Re-sharing)」を行うだけでは効果がなくなると言われています もしも、あなたが複数のメディアを運用しているのなら メディアごとにコンテンツを作るのは 大変な作業になるかもしれませんよね… しかも、あなたのお仕事がコンテンツ作成でないのなら 負担はますます大きくなるばかりです そこで!今回の記事では 複数メディアを運用していても できるだけ負担を減らしながらコンテンツが作れるよう ポイントをまとめました

もくじ

使い回さない!コンテンツの作り方

使いまわさないコンテンツの作り方
2023年以降、複数のメディアへ投稿を行う時に
「再投稿(Re-sharing)」を行うだけでは効果がなくなると言われています
 
もしも、あなたが複数のメディアを運用しているのなら
メディアごとにコンテンツを作るのは
大変な作業になるかもしれませんよね…
 
しかも、あなたのお仕事がコンテンツ作成でないのなら
負担はますます大きくなるばかりです
 
そこで!今回の記事では
複数メディアを運用していても
できるだけ負担を減らしながらコンテンツが作れるよう
ポイントをまとめました

もくじ

投稿の作り方は3種類

あなたは、複数のメディアを運用する際
それぞれのプラットフォームへ投稿するコンテンツを
どのように作っているでしょうか?
 
投稿を作る方法は大きく3つにわかれます
まずは、現時点でのあなたのコンテンツの作り方を
確認していきましょう

プラットフォームごとに作る

複数のメディアを運用しているお客様に
どうやってコンテンツを作っているかを伺うと
 
「1からコンテンツを作成している」という方は
意外と多くいらっしゃいます
 
その理由は、
プラットフォームでコンテンツのフォーマットが違うから
 
確かに、Twitterでは文字数が制限されていますし
Instagramではハッシュタグの利用が活発です
 
文章以外にも、
Twitterでは画像の比率は選ぶことができますが
Instagramでは1:1の正方形が基本になります
 
また、同じプラットフォーム内でも
投稿形式が違うとフォーマットが変わることもあります
 
YouTubeでは、
ショート動画は縦長になりますが
通常の動画は16:9の横長です
 
このように、
投稿するときのフォーマットに合わせて
コンテンツを1から作っている方は多いようですが
 
同時に、
「投稿を作るだけで疲れてしまう」
「コンテンツ作りが仕事ではないのに」
というようなお悩みを抱えているようです

少し編集を加えて使う

もう少し楽に作る方法はないのでしょうか?
 
複数メディアの運用を行っている方には
フォーマットを少し変更して投稿している
そういう方が多くいます
 
例えば、画像を作る場合
最初に横長の画像を作成して
Instagramに投稿する時に
一部分を正方形に切り抜いて投稿する
 
あるいは、文章の一部をコピペして
Twitterに投稿する
というような方法です
 
この方法を使えば、
同じ内容の投稿を使い回すことができて便利です
 
画像や動画を作るときは
コンテンツの使い回しを想定して
画面内の構図を考える必要があります

全く同じコンテンツを使い回す

もっと簡単に作るために
同じコンテンツを使い回している方も多いと思います
 
2022年にInstagramでよく見かけたのが
Twitterのつぶやきをスクリーンショットして
画像として投稿するという方法です
 
これなら、1つのコンテンツから
全く同じ内容を使い回すことができます
 
あるいは、
TwitterにYouTubeのシェア用urlを貼り付け
コンテンツを使い回すという方法も考えられます
 
短時間で、しかも簡単にコンテンツを量産できるため
多くのクリエイターがこの方法を取り入れているようです

コンテンツの使い回しは歓迎されない

SNSやプラットフォームがたくさんある理由

ところで、こういったコンテンツの使い回しは
それぞれのSNS側にはどのように感じられるのでしょうか?
 
以前にもお伝えしているように、
一見するとどれも同じように見えるSNSでも
作られた意図やその内で醸成したい文化が違っています
 
それぞれのSNSやプラットフォームが
どういった存在意義をもって運営されているのかは
コミュニティーガイドラインなどに記載されています
 
SNSやプラットフォームごとに
「こんな風に使ってほしい」という意図が異なるのなら
そこに掲載してほしいコンテンツも
プラットフォームごとに違ってくると思います
 
となれば、他のSNSと同じコンテンツを使いま回されるのは
運営会社にとってはあまり嬉しいことではありません

なぜ、1人のユーザーが複数のSNSを利用するのか?

同じことはそのSNSユーザーにも当てはまると思います
 
「Everyone on everywhere(みんながどこにでもいる)」
と表現されるように
1人のユーザーが複数のSNSを使用することは一般的です
 
どうして、色々なSNSを利用するのでしょうか?
 
それは、SNSごとに利用する目的が違う
「求めているコンテンツが違う」からだと、私は考えています
 
Instagramなら、綺麗な写真をたくさん見れます
YouTubeは新しい情報に触れたり、時間潰しができます
Twitterなら、今話題になっている情報をキャッチできます
 
このように、
ユーザーもSNSやプラットフォームごとに
求めているコンテンツが違うのであれば
 
情報を発信する私たちもSNSに合わせて
異なる情報を発信していく方が良いのではないでしょうか?

1から、異なるコンテンツを作る

プラットフォームの運営視点でも
それを使っているユーザー視点でも
メディアごとに異なるコンテンツを投稿する方が
より歓迎されるようになります
 
もちろん、今までも
そういったコンテンツの方が歓迎されていましたが
2023年以降はその傾向がますます強くなる
私は予想しています
 
さて、冒頭で紹介した投稿を作る3つの方法
どの方法で投稿を作るにせよ
「再投稿(Re-sharing)」によって
手軽にコンテンツを共有していても
期待したような効果は出なくなってくると思います
 
 
また、プラットフォームごとに
ユーザーが求めていることが違うのであれば
全く同じコンテンツはもちろん、
少し変更を加えたコンテンツであっても
 
「そもそも、このコンテンツは
このプラットフォームにいるユーザーから求められているのか?」
 
ここから考え直す必要がありそうです
 
どれくらいのフォロワーがいるのか?
1日にどれくらい投稿しているのか?
といった、量的なことよりも
投稿1つひとつの「質=価値」が求められるようになった今
安直にコンテンツを使い回すよりも
プラットフォームの目的に沿った
コンテンツ作りが大切なように感じています

コンテンツ作成の負担を減らすために

とはいうものの、
プラットフォームごとに1から投稿を作るのは
なかなか大変な作業かもしれません
 
もしも、あなたが複数のメディアを運用しているのなら
メディアの数だけ異なるコンテンツが必要になるので
コンテンツを作るだけで時間がすぎてしまう可能性は十分にあります
 
最後に、複数メディア運用している場合でも
負担を減らしながら効果的にコンテンツ作成ができるよう
大事なポイントをお伝えします

運用の目的を決める

複数のメディアを運用しているのであれば
最初に取り掛かって欲しいことが、
各メディアの運用目的を明確にすることです
 
実は、クライアントさんの多くも
「他の人がやっているから」という理由で
ブログやSNSなどを使っています
 
ですが、
メディアごとに運用目的を考えて使っているという方は
ほとんどお見かけしません
 
メディア運用の目的を決めるメリットは
以下のような点があります

1)運用の優先順位をつける

複数のメディアを運用しているからと言って
全てのメディアに毎日投稿する必要はありません
 
あなたの目的を1番効率よく達成できるメディアから
優先的に運用していってください
 
それぞれのメディアの特徴を踏まえながら
どういった目的で運用するのかが決まれば
優先して運用すべきメディアが自然と見つかります

2)目的に応じたコンテンツが作れる

最も理想的なコンテンツというのは、
プラットフォームとそのユーザーの意図に合致している内容です
 
メディア運用の目的を決める時には、
プラットフォームだけでなく
そこにいるユーザーがどんなことを求めていて
あなたはどんな価値を提供できるのか?
という視点でも考えてみてください
 
そうすることで、
より目的に応じたコンテンツが作りやすくなります

3)メディアを周回させて顧客を育てる

複数メディアを運用する大きなメリットは
ユーザーにメディアを周回してもらいながら
ユーザーとの関係性を育てていけるということ
 
ところが、
メディアごとに運用の目的が決まっていなければ
全てのメディアに同じ内容を投稿するだけになりやすく
ユーザーにとっては「あなたを知る機会」が失われるということ
当然、あなたの商品やサービスに対する理解が育たなければ
あなたの顧客になってくれることはありません
 
また、どのメディアを見ても同じなら
あなたのメディアを周回する意味もなくなります
 
そうなってしまわないために、
メディアごとに目的を決めて
ユーザーとあなたの関係が育つ仕組みを作りましょう
この3つのポイントについて
という記事で、さらに詳しく解説しています
ぜひ、一緒に読んで
メディア運用の目的について考えてください

目的を決める方法

メディアごとに運用目的を決めることで
得られるメリットがわかっても
「どうやって決めればいいのかわからない」
そうおっしゃるクライアントさんも多いのが現実です
 
そんなクライアントさんたちに私がおすすめしているのが
「ソーシャルメディア相関図」を作ること
 
ソーシャルメディア相関図は
マインドマップの要領で
あなたが運用しているメディアを可視化して
カスタマージャーニーを意識した
メディア運用を考えるために役立ちます
 
こちらの記事を読んでいただきたいのですが
作り方としては3つのステップがあります

1)運用しているメディアを洗い出す

まずは、あなたが現在使っている、
あるいは、アカウントを持っているメディアを全て書き出しましょう
 
そして、そのメディアの特徴も書き出してください
例えば、Twitterならどんな特徴がありますか?
プラットフォーム自体の特徴だけでなく
あなたのフォロワーにはどんな人がいるでしょうか?
本当は、どんな人にフォローしてもらいたいでしょうか?
思いつく限り書き出してみましょう

2)カスタマージャーニーを考える

次に考えていくのは
カスタマージャーニーまたはメディア導線と呼ばれるものを考えます
 
ある人が商品を知って、購入に至るまでには
「認知→興味→比較検討→購入決定」と
最低でも4つのステップがあります
そして、それぞれのステップで
ユーザーが求めている情報は違います
 
カスタマージャーニーにおけるステップと
あなたが発信する情報の内容
それぞれと相性が良いメディアはどれでしょうか?
 
基本は、
カスタマージャーニーのステップに合わせて
利用するメディアを決定します
 
そして、
スッテプ途中でメディアに入ってきたユーザーに対しては
その1つ前のステップで使っているメディアへの流入を促します
 
こうすることで、
複数メディアの周回を促しながら
ユーザーとの関係を育て、
顧客の育成を行うことができるのです

3)メディア導線に応じた目的を決める

最後に、メディア導線を確認しながら
それぞれのメディアで達成したいこと
つまり、運用目的を決めます
 
この時に重要なのは
単純に「フォロワーを増やす」というようなものではなく
次のメディアへ周回させるための明確な目的を決めることです
 
そのメディアで何を達成したら
次のメディアへ移りたくなるのだろうか?
 
ユーザーの気持ちになって考えてみましょう
 
また、忘れてはいけないもう一つのポイントは
全てのユーザーを流入させないということ
 
なぜなら、
質の良い顧客を育てるために
顧客を選別する必要があるからです
 
少し話はそれますが、
全ての人に必要とさせる商品やサービスというのは
どこでも簡単に手に入れることができる
そんな、安価で量産型の商品やサービスです
 
さらに、それを実現するためには
相当な資金力と規模が必要になってくるでしょう
 
つまり、
そういった安価で量産型の商品やサービスを提供できるのは
「大手」だからこそ可能になります
 
あなたのビジネスは、
そのような商品やサービスを提供しているのでしょうか?
 
もしそうなら、
できるだけ多くのユーザーを
顧客へと育てていくことが必要ですし
可能なことだと思います
 
「どんな人に顧客になってもらいたいか」
改めて、理想のターゲットを考えてみるのもいいかもしれません
今回は、複数メディアを運用する際
各メディアの特徴を生かしながら
プラットフォームに合わせた投稿を作るためのポイントを紹介しました
 
記事の中で紹介している
「ソーシャルメディア相関図」は
関連記事を参考にしながら
あなた自身で作成することができます
 
わからないことがあれば、
お問い合わせフォームも気軽に活用してくださいね
最後まで読んでいただきありがとうございます
 
この記事の内容をまとめたPDFは、
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