こんにちは! 株式会社Life4Othersの社長、まみえです😊
本日は、弊社が提供しているサービスの一つ「サロンコンセプトの見直し」に関するお話しです。
弊社では、個人で経営しているエステサロンのオーナー様向けに、「物販力」を上げるためのコンサルティングを提供しています。ただ、すぐにクライアント契約を行うのではなく、最初に「サロンコンセプトの見直し」というサービスを受けていいただいてから、クライアント様として本契約を行なっています。
少し手間がかかるのですが、これにはちゃんと理由があるんです。
なぜサロンコンセプトの見直しが必要なのか?そもそも、サロンコンセプトはどうやって作ればいいのか?今日の記事ではその辺りについてお話を掘り下げていこうと思います。
サロンコンセプトとは?
まずは、「サロンコンセプト」とは一体どういうものなのか?をおさらいしていきましょう。
といっても、「これが正解です!」というものはなく、「一般的にはこのように考えられている」という紹介になります。また、「サロンコンセプト」に必要な要素はいくつかあるため、サロンコンセプトの定義も複数存在しています。
ひとつずつ、紹介していきますね😊
サロン経営の判断基準になるもの
よく聞かれるのが、サロンコンセプトはサロン経営の「羅針盤」あるいは「設計図」であるというものです。
これは、サロンコンセプトがサロン経営をする際の判断基準になるという意味。例えば、内装やメニュー構成、サロンで販売するもの、チラシデザインなど、サロン経営に必要な業務を行う際の全てをサロンコンセプトに基づいて決めていきます。
サロンコンセプトをあらゆるサロン経営の判断基準にすることで、サロンの「世界観」が統一されていきます。
そういう意味では、サロンコンセプトは「そのサロンが目指している姿」を反映していると考えることができます。サロンオーナー様がサロンを始めようと思った背景や、サロン経営にかける思いなど、「サロンの根幹部分」を表現するためのコンセプトになります。お客様はそんなサロンの世界観に触れることで、お客様自身の価値観や好みと照らし合わせながらサロンを選ぶことができます。
誰に、何を提供して、どう変えるのか
他には、サロンコンセプトはお客様へ何を提供して、お客様の未来をどのように変えていくのかを表現したもの、という考えもあるようです。この場合のサロンコンセプトとは、「お客様にとっての具体的な価値」を言語化したものです。
お客様というサロンの「外側」にいる人へ向けたメッセージという点では、「誰に何を提供して、どう変えるのか?」と宣言することは、「お客様と約束を交わす」ことでもあります。お客様は、サロンが掲げている「約束」が本当に守られているかどうかで、サロンの良し悪しを判断することができます。
弊社が定義する「サロンコンセプト」
サロンコンセプトの定義は他にもあるようですが、一般的には上記の2つの考え方が主流のようです。
では、株式会社Life4Othersでは、「サロンコンセプト」をどのように考えているのかをお伝えします。
私は、「サロンコンセプト」とはサロンの世界観とお客様への約束を繋げるものだと考えています。
サロンが大切にしている思いや価値観は大切です。しかし、それだけを前面に押し出してもお客様にとっては「じゃあ、具体的に何を提供してくれるの?」とぼんやりとしたイメージしか伝わりません。「世界観」というのはあくまでもイメージであって、具体的なサービスや商品ではないからです。
例えるなら、サロンの世界観とは「商品パッケージ」のようなものです。
見た目では「華やか」「楽しそう」「体に良さそう」そういったイメージが伝わります。しかし、商品の中に含まれている成分や使い心地を実際に確認して初めて「イメージ通りの商品だ」とわかります。
では、お客様へ提供する価値を具体的に伝えるコンセプトはどうでしょう?
数字や写真を使えば、お客様が商品・サービスを利用することでどんな変化(未来)を手にいれることができるのかを具体的に伝えることが可能です。お客様の多くは、そういった「確かな実感」を求めてサロン探しを行なっています。そしてそこには、「どれくらいの金額あるいは時間で、どの程度の変化が手に入るのか?」というお客様側の思惑があります。
そうなってくると、お客様は次第に「金額」「目に見える変化」といった数値的なところばかりに目が行くようになっていきます。それは、自ら価格競争の中へ突き進んでいくことに他なりません。価格競争においては、低価格でそれなりの品質を提供できる大手サロンが生き残ります。世界観やサロンの思いは二の次になりやすいのが現実です。
とは言え、「誰に、何を提供して、どう変えていくのか?」という具体的な提案(コンセプト)はお客様とのお約束であり、お客様がサロンの信頼度を推しはかる指標の一つにもなりえるものです。そのため、こういった具体的なコンセプトを掲げることも重要なのです。
どちらも大事だから、両方叶えるコンセプトを考える
だからこそ、私はサロンコンセプトを「サロンの世界観とお客様への約束を繋ぐもの」と定義しています。
冒頭でもお伝えした通り、サロンコンセプトのあり方に正解はないからです。サロンオーナー様が「これは私のサロンらしさが表現されている!」と感じ、尚且つお客様も「このサロンなら信頼してお任せできる」と安心できることが何よりも重要ではないでしょうか?サロンコンセプトとは、そのためにあるものだと私たちは信じています。
サロンコンセプトは重要だと言って、それだけを一生懸命に考えるばかりで、お客様へ具体的な価値を提供できなくては意味がないのです。サロンコンセプトは、考えて終わりではありません。メニューや取り扱い商材、SNSプロフィールなどに反映して、そこへお客様が反応してくれて初めてサロンコンセプトは意味を持ちます。
そのため、弊社では全てのお客様に「サロンコンセプトの見直し」をしていただいてから継続サポートを提供しています。
サロンコンセプトの失敗例
理想のサロンコンセプトがどのようなものかわかった上で、サロンコンセプトの「失敗例」をみてみましょう。
他店の真似をした「着ぐるみ」コンセプト
サロンコンセプトを考える時、他の競合点がどのようにコンセプトを作っているのかを調べることは多いと思います。また、起業塾の中でも「売れるサロンコンセプト」だと教わることもあるでしょう。
そういったSNSで見かけた「売れるコンセプト」や受け売りの「型」をそのままサロンコンセプトとして設定してしまうオーナー様は意外と多いのです。サロンコンセプトを考えるのは時間もかかるので、「手っ取り早く売れるコンセプトを手に入れたい」という気持ちが勝るのでしょう。
しかしながら、そのような見た目だけは綺麗な言葉を並べても、オーナー様自身から生まれてきた言葉ではない場合がほとんどです。そうなると、サロンコンセプトそのものがオーナー様自身の世界観や、オーナー様がお客様へ提供したい価値(お客様との約束)との間に「ズレ」が生じてしまいます。まるで、自分のサイズに合わない服を着て着ぐるみのようになった状態です。
サロンコンセプトそのものがご自身の中から出てきたものでないのなら、日々のお客様との会話やSNS発信で「自分の言葉」としてサロンを語ることは難しくなってしまいます。そうなると、お客様に伝えなくてはならないことが何一つ伝わることはないため、お客様にとっては「口先だけ綺麗に着飾ったサロン」だと思われてしまい、お客様との関係は深まっていかなくなります。
独りよがりの「ポエム」コンセプト
例えば、「五感を解放して魂の美しさを取り戻す極上のひとときを提供します」というコンセプトはどうでしょう?
オーナー自身が「美」に対して熱い思いをもっていることは100%間違いないでしょう。しかしながら、このコンセプトはオーナー様自身の「思い」や「理想」が100%で、肝心のお客様のことは置き去りになっています。
お客様からすれば、「で、私は結局どう変わるんだろう?」という疑問だけが残るのです。
どれだけオーナー様自身の思いやこだわりを熱く語っても、お客様に対して「具体的な約束」ができなければ、「このサロンは私には関係がないな」と思われてしまい、集客には繋がらないでしょう。
ターゲットを絞りすぎて誰もいない「砂漠」コンセプト
意外と多いのがこれ、「ターゲットを絞りすぎたコンセプト」です。
確かに、マーケティングの世界では「ターゲットは具体的に絞り込みましょう!」というアドバイスが定番です。ところが、このアドバイスに忠実すぎるあまり、ターゲットを絞りすぎてしまい、見込み客がほとんどいなくなってしまうことがあります。
例えば、「〇〇市在住で第一子となる3歳の男の子を育てながら、日中は正社員として働きながら子供のイヤイヤ期にストレスが溜まっている32歳のママをオールハンドの施術で癒す隠れ家サロン」というコンセプトはどうでしょう?ターゲット像が非常に明確で、どんなお客様へ向けてメッセージを作ればいいのかがとてもわかりやすく作られています。
しかし、「〇〇市」という商圏の中に、「第一子に男の子(3歳)を育てながらフルタイムで仕事をこなし、子供のイヤイヤ期にストレスが溜まっている32歳ママ」は、一体どれくらいいるのでしょうか?「〇〇市」の規模や人口構成によもりますが、もしも人口が約20万人いたとして、ターゲット像に当てはまる潜在顧客は片手で数えられる人数ではないでしょうか?「ターゲット」という条件をガチガチに決めてしまうことで、そもそも商圏に該当するお客様がほとんどいない、いわば「砂漠」のような状態を作ってしまいます。
「ターゲットを絞る」「具体的に表現する」というようなテクニックばかりに気を取られていると、本来、オーナー様が大切にしている世界観や価値観がわからなくなってしまいます。
サロンコンセプトがあれば「差別化」は不要
さて、弊社が考える「サロンコンセプト」から、サロンコンセプトを作る時のよくある失敗例をみてきました。最後に、サロンコンセプトと「差別化」の関係についても簡単に触れておこうと思います。
まずは、言葉のおさらいから。
「差別化」というのは、自分のサロンと競合サロンの違いを明確にして、お客様に「このサロンに通いたい」と選んでいただくための戦略の一つです。マーケティング講座などでも「差別化をしましょう!」「差別化が大事」などと頻繁に言われます。そのため、サロンオーナー様も「差別化をしなくては・・・」と気持ちが焦ってしまうこともあるのではないでしょうか?確かに、ご自身のサロンが他のサロンとどう違うのかをお客様に伝えることは、あなたのサロンに理想のお客様を呼び込むためにも、また、お客様自身が満足できるサロンを選ぶためにも大事なことではあります。
ですが、私はわざわざ差別化を行う必要はないと考えています。
差別化はサロンコンセプトを作った結果
なぜ「差別化は必要ない」と考えているのか?
その理由は、サロンコンセプトが作れていれば、差別化という結果に自然とつながるからです。
弊社が提案しているサロンコンセプトの考え方は、「サロンの世界観とお客様へのお約束を繋ぐもの」です。つまり、サロンが大切にしている価値観や理念をサロンで提供するメニューや販売商品、SNSなどでの発信内容(お客様へのお約束)にきちんと反映させていくことが何よりも重要なんです。
そうすれば、お客様はあなたのサロンが何を大切にしていて、それが具体的にどのように提供されているのかお客様自身で確認して、サロンを選ぶのかを決めることができます。「自分のサロンを選んでいただく」それが差別化の目的なのですが、多くのサロンオーナー様は差別化をすることが目的になっている場合が多く見受けられます。本来は差別化は戦略(=手段)の一つに過ぎないのに、いつの間にか差別化をすることが目的になってしまうことで、「一体、何をしたいのかわからなくなってしまった😭」と迷ってしまうようになります。
あなたのサロンで大切にしている思いや価値観がお客様へ提供するメニューや商品へどのように反映されているのか。サロンの価値観とお客様へのお約束をブレることなく繋ぐサロンコンセプトを作ることが、差別化という結果にも繋がっているんです。
ブログ執筆の参考にしたWebページやWebサイト一覧
- サロンコンセプトの作り方|美容室開業前に考えるべきターゲット・強み・差別化のポイント(SALONスターター)
- 売上を上げる為のエステサロンコンセプト策定方法(reservia)
- エステサロンのコンセプトの作り方|5ステップ+例文7選で完全攻略(ELEVEN SALON LAB.)
サロンコンセプトの見直しについて
今回の記事で紹介した通り、サロン運営のカギを握るのは、最新式マシーンの導入や新しいメニューを増やすことではなく、サロンの価値観とお客様へのお約束を繋ぐサロンコンセプトを設定することです。
弊社では「サロンコンセプトの見直し」から「サロンコンセプトの反映」、そしてその後のサロン運営までをサロンオーナー様と二人三脚でサポートするサービスを提供しています。詳しい内容は、弊社ウェブサイトまたは社長のインスタグラムをご覧ください。